【先物市場】夜間取引では、SHFE銅は下落して寄り付き、その後小幅反発した。日中取引では、引けまでレンジ内で推移した。最も取引量の多い7月限は78,170で取引を終え、0.04%下落した。総取引量と建玉はともに減少した。アルミナの急落に引きずられ、SHFEアルミは一時上昇したものの、その後反落した。最も取引量の多い7月限は20,010で取引を終え、0.02%下落した。総取引量と建玉はともに小幅減少した。アルミナは急落し、最も取引量の多い9月限は2,943で取引を終え、2.9%下落し、週初めの上昇分をすべて帳消しにした。
【分析】本日、銅とアルミニウムの取引センチメントは慎重な展開となった。関税戦争の緩和の兆しは見られるものの、米国ADP雇用統計やISM製造業PIMといった米国経済指標の弱含みが、国際非鉄金属の値を下げた。上海総合指数(SHFE)の銅は78,000ドルを上回って引けたが、後場におけるポジション拡大の可能性に注目が集まっている。一方、20,200ドルを上回って推移しているアルミニウムは、短期的には依然として強い抵抗に直面している。
【評価】銅は若干過大評価されているが、アルミニウムは適正評価されている。
投稿日時: 2025年6月6日